9月の週末、子どもに手のかからななくなった友達と二人で春日部にある野口農園で焚き火キャンプをしてきました。
私は以前、親子キャンプを経験して以来、焚き火が大好きなのですが、息子も大きくなり、なかなか家族でキャンプをする機会もなくなってしまいました。
かといって、高速を運転して一人でキャンプ場に行く勇気(運転が下手なので)もなく、残念に思っていたところ、遊び予約サイト「アソビュー!」でたまたま、こちらの体験を見つけ行ってみることにしました。
野口農園とは
所在地:埼玉県春日部市立野724-1
営業時間:8:00~
定休日:なし
「体験型農園」ということで、焚き火体験の他、いちご/ブルーベリー狩り、コーヒー焙煎体験、ピザ窯体験、餅つき体験、農園体験、BBQなど、様々なイベントを行っているそうです。
また、お米や農産物の販売などもされているようです。
小さいお子さん連れにもとても優しく、昼間はファミリー向けの場所なのかなという印象を受けました。
焚き火体験の前に
焚き火体験は16時からでしたが、まだ明るく、火をつけるにはまだ早かったので、まずは園内と周辺をお散歩しました。
園内には、ウサギ小屋とヤギ小屋があり、ウサギ小屋には自由に入って触れ合うこともできました。小さなウサギはふわふわしていて、とてもかわいらしかったです。中にはとても人懐こく、立ち上がって膝に足をかけてくる子もいました。
ご主人のお話では、抱き方を知らない子どもが小さいウサギを握るように抱いてしまい、次の日、死んでしまったということです。
農園は道路脇にありますが、周辺は田んぼや土手に囲まれ、とてものどかな所でした。
焚き火キャンプスタート
少し薄暗くなってきたところで焚き火スタート。
焚き火は半屋内でも野外でもできますが、キャンプ気分を味わいたかったので野外を選びました。
他に何組かいるのかなと思ったら、1日1組限定ということでした(2022年9月現在)。
火は、既に焚き火台に薪が準備され、火はご主人がガスバーナーでつけてくださいました。(以前は、本格的にカチカチやっていたらしいですが時間がかかるのでやめたそうです。)
火をおこすところからやりたい!という方は、事前にその旨を伝えておけばいいかと思います。
焚き火は用意してもらった焚き火台の他、直火でできるところもあり、そちらも使用していいとのことで、あとから火をつけました。
薪は近くの家具屋さんから品質のよい廃材を譲ってもらっているということ。中にはそのまま薪にするには大きいものもあるので、巻き割りで小さくします。
女の力ではなかなか難しいので、左手に巻き割り、右手にとんかちを持ってたたきながら割っていきます。それでも、ちょっと難しく大変でしたが、スパーンと割れると気持ちよかったです。いいストレス解消。
焚き火料理
料理道具も借りられます。
ホットサンドメーカー、ダッチオーブン、フライパンなどが借りられるとあったので、クックパッドを見ながら「ホットサンドメーカーで作る広島風お好み焼き」を作ることにしました(→友人は広島出身)。
それ以外に、菜箸や大きなスプーンなども借りられました。
(が、ここらへんは、できれば、自分で必要なものを持ってきた方がいいように思いました。ちょうどいいのが借りられるとは限らないので)
食器類もお願いすれば紙皿がもらえるようでしたが、友達が紙皿を持ってきてくれていたので、そちらを使いました。
食材を洗ったり切ったりするのは、半屋内のキッチン
西部劇に出てくるバーのようなおしゃれなキッチンでした。
調理は焚き火の上に網を置き、フライパンをその上にのせます。
炎と距離があるせいか、思ったより火を通すのに時間がかかりました。
調理の間、焚き火の中に新聞紙とアルミで包んだサツマイモも入れておきました。
こちらも1時間以上かかりましたが、おいしくできました。
焚き火の魅力
焚き火には不思議な魅力があります。
大昔から火と共に生きてきた人間として本能なのかな?なんて思っていましたが、焚き火には「1/fゆらぎ」と呼ばれるものがあり、科学的にも癒しの効果があるそうです。
また、炎を見ていると「今、ここ」に集中でき、過去の苦しみや将来への不安など考えなくて済むという効果もあるそうです。
と、焚き火には、様々な効果があるようですが、理屈はともかく、焚き火を見ているだけでストレスが解消され、浄化されるような幸福感!
これは体験した人にしかわからない感覚かもしれませんね。
まだ未体験の人には、ぜひ、一度、体験してほしいです。
焚き火キャンプに必要なもの
・食材:調理する場合。
・飲み物:園内に販売機もありますが、普段お酒を飲む人は、ノンアルコールドリンク持参がおすすめ(気分を盛り上げるため)。
・料理道具、食器類:レンタルも可能ですが、ないものもあるので、自分で持って行った方がいいと思いました。
・ランプ・懐中電灯など:焚き火で明るいから大丈夫かなと思いましたが、焚き火から少し離れると真っ暗なので、持って行った方がいいと思います。
・アウトドア用テーブル:なくても大丈夫ですが、食材やできた料理を置いたりできて便利でした。
・レジャーシート:なくても大丈夫ですが、直にバッグなど置きたくない場合
焚き火キャンプが終わったら
大きなゴミ箱とゴミ袋は農園で用意してくれているので、ゴミはそちらに捨てます。
レンタルした調理道具などは洗って返却。
後は、受付などもなく、黙って帰ってOK。
焚き火の後片付けは、ご主人におまかせです。
時間は4時間ですが、「好きなだけいてください」とのお言葉に甘え、8時終了のところ、9時半までいてしまいました。
後片付けにかかった時間は20分ほどでしょうか。
残念なポイント
私が唯一、残念だと思ったのは立地。
農園は道路沿いにあるため、焚き火の場所から走っている車や鉄塔?が見えるのがちょっと残念でした。
ただ、その立地のおかげで、運転が苦手な自分でも一人で来られたので、考えようによっては、メリットでもあります。
また、明るいうちはちょっと気になりましたが、真っ暗になり、道路側に背を向けて焚き火を見ていたら、それほど気にはなりませんでした。
その他
・トイレがとにかくきれいでおしゃれ!乳幼児を連れた方向けに授乳できる場所もあります。キャンプといえば、汚いトイレしか経験がなかったので感動でした。
・犬連れOK。農園にも2頭わんちゃんがいますが、犬嫌いということなので、放し飼いはNG。
・農園に生えているハーブなどは自由に摘んで使ってもOK。
ご主人の野口さんの優しさ、穏やかさが随所に感じられました。
焚き火キャンプに行きたくなったら
遊び予約サイト「アソビュー!」からネットで予約できます。
●2~8名の場合
1人 2500円/4時間(小学生1200円、未就学児500円)
開始時間16:00~ 17:00~ 18:00~
●おひとり様の場合
1人3000円/4時間
こちらのプラン、こんな人におススメ
・焚き火キャンプをやってみたいけれどキャンプ未経験/初心者の人
・運転はできるけれど、高速や山道はこわい人
・キャンプはしたいけれど、忙しくて時間がとれない人
・キャンプはしたいけれど、準備や片付けが面倒な人
・焚き火が大好きだけれど、近場にできる場所がない人
・非日常体験をしたい人
・ソロキャンプをしたいけれど、安全面に不安のある人
・日常のストレスを解消したい人
・焚き火を見ながら、ひとりで自分を見つめたい人
・春日部近郊の人
逆に、運転が得意で、キャンプに慣れていて、時間に余裕がある人は、本格的なキャンプ場に行った方がいいでしょう。
まとめ
ということで焚き火キャンプ、5時間ほどの体験でしたが、日ごろ仕事に家庭に忙しい主婦2人、とっても癒されてきました。
一日一組ということですが、今のところ、「混んでいて予約がとれない!」ということもないようなので、チャンスがあれば、ぜひ、行ってみてください。
公式HP 野口農園