小6息子が一泊二日の修学旅行へ。
せっかくなので、私も旅行をすることに。
観光したいな、山登りもいいな、温泉にも入りたい!
それを全部叶えられる場所、それが関東屈指のパワースポット三峯神社。
今回は、首都圏から三峯神社に日帰りするプランをご紹介したいと思います。
出かけた日2022年9月15日(木)くもり
9:40ごろ、西武秩父駅に到着
秩父=山=田舎のイメージだったので、駅もちょっとひなびた駅を想像していましたが、とてもきれいな駅でびっくり!
2017年にリニューアルされ、隣には、みやげ市・フードコート・温泉の複合施設「祭りの湯」がオープン。
グッドデザイン賞を受賞したとのこと。
西武秩父駅へは
私は特急は使わず、東武線、JR武蔵野線、西武池袋線と乗り継いで行きましたが、都内からは池袋から直通の特急(1時間25分、乗車券786円・特急料金710円)が便利です。
10:20 バスで三峯神社へ
標高1110mのところにある三峯神社へは駅からバスで75分950円
三峯神社線 | 路線バス|西武バス (seibubus.co.jp)
1時間に1本しか出ていないので、次のバスは10時20分。
と思ったけれど、「祭りの湯」のみやげ市が9時からオープンしていたので、そこをぶらぶらして時間をつぶしてました。
ところが!
10時ごろ外を見ると、長い行列が!
急いで最後尾に並びましたが、既に30人以上の人が並んでいました。
平日だったし、油断しました。
かろうじて座ることができましたが、立っている人もかなりいました。
山道を1時間以上、ガタゴト揺られて、座っていても少し大変だったので、立ちっぱなしはさぞつらいでしょう。
11:50 三峯神社に到着
所要時間75分とありましたが、途中、工事をしている場所もあり、90分かかりようやく到着。
三峯神社は1900年ほど前、日本武尊が創建したという由緒ある古社。
関東屈指のパワースポットということで、期待が高まります。
バスを降りて、「三峯神社」方面の階段を上り、しばらくすると三つの鳥居が合体した「三ツ鳥居」が。
そこからさらに歩いて、随身門をくぐり、拝殿までは、思ったより距離がありました。
三峯神社の御眷属(神様の使い)は、お犬様(オオカミ)ということで、どの門の脇にも狛犬ではなく、犬の像が立っていました。
この日はあたりが霧で真っ白で、神秘的な感じがしました。
美しい手水舎で手と口を清め参拝。
三峯神社、あまりにパワーが強く、来る人を選ぶとか、弱っている人には厳しいなどと言われているので、まずは無事に来られたことに感謝。
それから、拝殿の横の石畳にある「龍神様」を見ました。
なんでもこの龍神様、2012年の辰年に突如として浮かび上がってきたとのこと。
スマホの待ち受け画面にもおススメらしいです。
その後、両脇にあるご神木へ。
この木は800年ほど前、『鎌倉殿の13人』で私の推しメンであった畠山重忠殿が奉献されたとのこと。
以前は直接触れ、そのパワーをいただくことができたそうですが、現在は近くに寄り、3回深呼吸をしてお願いごとをするという形式に変わっています。
「坂東武者の鑑」と謳われた畠山重忠殿(私の中では中川大志)を思い浮かべ、手を合わせました。
せっかくなので、「氣」のお守りをいただこうと社務所へ向かうと、申込書を書いて受付に出すという「サイゼリヤ方式」でした。コロナ対応でしょうか?
ちなみに最もパワーが強いという白い「氣」のお守りは現在休止中です。
御朱印は1枚500円。書いてあるものをいただく形でした。
先日行った鶴岡八幡宮もそのスタイルだったので、今はこれが主流なのかもしれませんね。
その後、奥宮が見えるという遥拝殿へ行きましたが霧で何も見えず真っ白。
日本武尊の銅像は顔が見えませんでした。
この後、奥宮への参拝登山があるため、少し駆け足。
境内を見学した時間は大体1時間。
もっとゆっくり見学しようと思ったら、1時間半~2時間くらいかかるかもしれません。
13:00 奥宮へ
霧で少し方向がわからなくなってしまい、奥宮の入り口がすぐに見つからず、いったんバス停まで戻ってしまいましたが、大島屋まで戻り、山麓庵の前を通ればよかったようです。
奥宮へは1~1時間半、終バスは4時半なので、往復3時間かかった場合はかなりぎりぎりです。
心配なので、昼ご飯も食べず登り始めました。
神社の境内は、平日の割に人でにぎわっていましたが、奥宮の方は打って変わって、人がいませんでした。
数メートル先も見えない霧の中、初めてのおひとり様登山。
期待と不安でドキドキしました。
第一の鳥居には「蜂注意」「熊出没注意」の看板
第二の鳥居には「鎖場危険」の文字
山道は斜面が急なところや、道幅が狭く「落ちたら死ぬかも」と思うような危うい所もあり、かなりスリリング。
第三の鳥居の近くには休憩所?があり、人がいました。
そして第四の鳥居(ここだけ赤い文字)をくぐって、しばらく行くと、噂の鎖場が。
そこを登ってようやく奥宮へ。
13:50 奥宮に到着
1時間~1時間半かかるということでしたが、「終バスに乗り遅れてはいけない」というプレッシャーで、休憩もとらず、無言でガンガン歩いて来たので、50分で到着しました。
奥宮は拝殿に比べたら、とても小さく「頂上」という感じがしました。
晴れたら、山の向こうが見渡せて、きっと素晴らしい景色が広がっていたことでしょう。
が、ここもやはり真っ白。
ほとんど人に会わずに来たのに、ここでは若い男の子が座り込んで、スナック菓子をバリバリ音を立てて食べていました。
こんな神聖な場所でなぜ!?と腹を立てつつ、そ知らぬふりで参拝。
すると、体がぽかぽか温かくなり、目を閉じた瞼の裏に何か赤い物が降りてくるような不思議な感じがしました。
できれば、ここで一人、神聖な気分に浸りたかったけれど、他にも到着した人たちがいたので、5分ほどで下山開始。
登ってくるときは、会うのは下りてくる人たちばかりだったので、「午後から歩き始める人なんていないのかしら?」と思いましたが、下山中に、登ってくる人たちに何組か会いました。車で来た人たちでしょうか。
下りは上りより楽で、少し気持ちに余裕も出てきたので3つ目の鳥居の近くの休憩所で、持ってきたおにぎりを食べました。
15:00 再び境内へ
思ったより早く下山できたので、15:30のバスに乗ることもできましたが、せっかくなので、境内へ戻り、まずは拝殿で無事帰還できたことに感謝。
それから、奥宮の御朱印をいただきました。
これは奥宮をお参りした人しかいただけないというもので、子どもと「ポケモンスタンプラリー達成賞」をもらったときのような達成感が得られました。
その後、境内にあるお土産屋さんをのぞいたり、摂末社(小さな神社)をお参りしたり、興雲閣をのぞいたりして、ゆっくりバス停へ向かいました。
私は関係ないと思って行きませんでしたが「えんむすびの木」というのもありました。
霧はラッキー?
今回、最初から最後まで霧で何も見えず、残念でしたが、霧が出るのは御眷属であるお犬様が歓迎してくれている印、という言い伝えもあるそうです。
そう聞くと、霧が出ていてよかったなと思いました。
お食事処
私は寄らなかったのですが、三ツ鳥居の近くにある大島屋では、名物のわらじカツ丼や、しいたけ焼き、お蕎麦などが食べられます。
テレビのロケやCMで吉高由里子ちゃんや土屋太鳳ちゃんも来たことがあるとか。
天気が良ければ見晴らしも良さそうです。
また、この日は休業日でしたが、大島屋のすぐ近くにある山麓亭では、いもでんがくやお蕎麦などが食べられるようです。
16:30 終バスで西武秩父駅へ
帰りは20人ちょっとしかおらず、余裕で座ることができました。
車中、ちょっとスマホをいじっていたせいか、ぐるぐる揺られて、少し酔ってしまいました。
車酔いしやすい人は事前に薬を飲んでおいた方がいいかもしれませんね。
17:45 祭りの湯へ
時間通りに西武秩父駅に到着。
そのまま祭の湯へ。
まずはお土産を買いに。
手前は秩父名物やお菓子など、なかなか充実したラインナップ。
奥に行くと、地酒やワインなどお酒が取り揃えてあり、その場でちょい飲みできるスペースもありました。
その向かいには、「秩父美人屋台」があり、主に女性向けのスカーフやアクセサリー、秩父の板前さんによる無添加の犬向けの「ワンコメシ」というのもありました。
さらに奥に行くとフードコートが。
ここでも秩父名物が食べられそうでしたが、まだバス酔いから回復せず、あまりよく見ませんでした。
お土産、飲食エリアは18:30閉店ということで、しばらく見ていたら、閉店の曲が流れてきたので、急いで買い物を済ませました。
18:20 温泉へ
「祭りの湯」の温泉エリアは、フードコートを抜け、一番奥にありました。
よくあるスーパー銭湯のように、まずは靴箱に靴を入れ、鍵を受付に渡して入館。
番号のついたバンドを渡され、お会計はそのバンドで行うとのこと。
西武秩父駅前温泉 祭の湯【公式サイト】秩父地域の特色を生かした「温泉エリア」「フードコート」「物販エリア」の3つのエリアでお楽しみいただけます。 | 祭の湯 (seibu-leisure.co.jp)
2017年オープンとあって、中はとてもきれいでした。
お風呂は内側にシルクの湯・炭酸泉・サウナ・塩サウナ、外側に人口温泉(この日は熱海の湯)と秩父温泉の露天風呂・寝転び湯・壺湯。
露天風呂は秩父の祭りをイメージした雰囲気で、「ああ、秩父にいるんだな」という気分が味わえました。
その後、岩盤浴へ。
10ほどあるスペースには頭のところに、石の種類が書いてありました。
注意書きには15分ほど入り、休憩をとるというのを2,3回繰り返すように書いてありましたが、時間の都合で1回しか入りませんでした。
お風呂の後はレストランへ。
食事をする人はあまりいないのか、貸し切り状態。
せっかくなので、名物わらじカツ丼と、秩父錦(地酒)を注文。
わらじカツ丼のカツは大きいけれど薄いから全部食べられるかな?と思ったけれど、完食できませんでした…。残念!
でも、お肉が柔らかく、ソースではない独特な味付けがしてあり、とても美味しかったです。
(おつまみメニューで1枚だけ注文することもできたので、それとご飯を頼めばよかったかも。)
温泉に入って、ご飯も食べて大満足。
最後は休憩所で、白いリクライニングベッドにちょっとだけ横になりました。
21:00ごろ 帰路へ
朝から、神社参拝、登山、温泉、と忙しかったけれど、とっても充実した一日でした。
お泊りは興雲閣へ
実は当初は一泊する予定でした。
三峯神社の中には「興雲閣」という宿坊があります。
宿坊といっても、宴会もできるような普通の宿のようです。
せっかくなので、そこでゆっくり一泊してから帰ろうと思っていたのですが、1週間前に秩父行きを思い立ったので、既に満室でした。
平日だから大丈夫かと思いましたが、シルバーウィーク間近というのもあったようです。
次回、三峯神社を参拝する機会があったら、ぜひ、こちらに宿泊してみたいです。
不思議体験??
三峯神社に行くとき、1週間前に購入したパワーストーンのついたシルバーのネックレスをして行ったのですが、温泉に入るときいったん外し、またつけようとしたら、つなぎの部分がぽろりと取れてしまい、よく見たら、銀が黒く変色していました。
まだ新しいので、びっくりして購入した店に問い合わせると、長年この仕事をしているが理由はわからないということでした。
銀は硫黄などで黒く変色することは珍しくないらしいのですが、新品のものが一日で真っ黒になってしまうなんて、ちょっとミステリーです…。
『ガリレオ』の湯川先生なら、このミステリーを解いてくれそうですが、せっかくなので、三峯神社のものすごいパワーが原因、ということにしておきたいと思います。
まとめ
以上、三峯神社参拝&温泉旅行のモデルプランをご紹介しました。
「16時半の終バスを逃せない」というプレッシャーがあったので、少し急いで行きましたが、下山後1時間半、余裕があったので、お昼を食べたり、お茶を飲んだりする時間もとれたかなと思いました。
もし、友達や家族とのんびりおしゃべりしながら、というのであれば、9時20分のバスで行くことをおすすめします。
ちなみに、かなり急な山道を登ったので、筋肉痛は必至と思われましたが、温泉と岩盤浴のおかげか、全く痛みは出ませんでした。
みなさんも、パワースポット三峯神社と「祭りの湯」でエネルギーチャージしてみてはいかがでしょうか。